hujinonnの日記

吟隊長推しのチンアナゴが『宇宙よりも遠い場所』について綴ったり綴らなかったりするブログです。

【宇宙よりも遠い場所】乗鞍岳御来光と鈴蘭小屋への宿泊[2022年8月12日〜14日]

2022年8月12日(金)〜14日(日)に宇宙よりも遠い場所第4話の舞台である乗鞍岳御来光及び鈴蘭小屋に宿泊してきた時の記録です。

 
時は2022年お盆休み、初日から乗鞍岳に行く予定が初っ端に台風が直撃したため家を出られず計画はおジャンに…。さらに台風一過したと思ったらまた次の台風が発生…計画が潰れてテンションどん底ながら宿を確認したところ一件だけ空きがあったため確保してヤケクソ気味に聖地巡礼に向かったのでした。
 
〜2022年8月12日〜
移動です。計画された方は分かると思いますが何せ乗鞍岳は遠い訳です。今回は八王子駅から特急あずさ乗車→松本駅にて上高地線乗り換え→終点新島々駅にて乗鞍岳高原観光センターまでシャトルバスにて移動。
 
最寄駅を6時前に出発して新島々駅に到着したのは10時40分。

 
続いて同駅パスプール待機中のシャトルバスに乗り換え。乗鞍岳観光の中心地となる乗鞍観光センターに到着したのが12時過ぎとなりました。

シーズン中乗鞍岳はマイカー規制が行われていますので御来光を拝むには観光センター発着の御来光バスに乗車し日本一高いバス停「標高2716m」よりポイントに向かう必要があります。事前予約のうえ午前3時30分とか50分に出発ですので詳しくはホームページでご確認ください
因みに御来光バス乗り場は観光センター駐車場のコチラ

時刻は12時過ぎとチェックインまではまだまだ時間があるので乗鞍巡礼のもう一つの目的地、本編4話にて合宿を行っていた鈴蘭小屋を訪問。

前回訪問時外観写真は撮影していましたが時間が合わず日帰り入浴を断念していました。

今回は時間もばっちり、入浴のため意を決して内部に突撃です。呼び鈴・声掛けを暫く繰り返し日帰り入浴をお伝えすると少し驚かれた様子で了承いただけました!(他にも沢山温泉があるため入浴目的で訪問する方が少ないのかも)
入口

廊下

ロビー

脱衣所

待望のお風呂!洗い場の蛇口を含めてふる…歴史を感じます^ ^

トロリとした濁り湯でポカポカしっとり。露天風呂もありますが本当に滅茶苦茶露天でした。

石や写真など南極を感じさせるものも多数🇦🇶

そしてここで嬉しい奇跡が一つ。入浴後スタッフの方と雑談する中、元々一泊二日で帰る予定でしたが思いつきのダメ元で「明日って一泊できたりします?」と尋ねてみたところ、まさかのOK。明日御来光チャレンジを行ったあと思いが変わらなければまた電話してその旨伝えてくださいとのお言葉を頂きました。(嬉しさのあまり鈴蘭小屋前で記念撮影)

 
因みに鈴蘭小屋への宿泊ですが2022年当時は色々な都合により楽天トラベルなどウェブ上での宿泊予約を停止しておられました。そのおかげがお盆のハイシーズン真っ只中にも関わらずお部屋に空きがあったと言う裏話。今後宿泊を予定されている方は諦めずに先ずはお電話にてお問い合わせください。
 
因みに鈴蘭小屋は高原センターにあるお宿のご案内看板からも消されておりましたので聖地巡礼を考えておられる方は是非お早めに。

そんなサプライズが有りつつ時刻は16時、本日のお宿の山百合さんに到着。

若干雨がパラつく天気に不安を覚えつつ御来光バスに備えて体を休めます

 
ここで一旦今回の装備などなどをメモ書き程度に
①服装
インナーはロンTとスパッツ、その上に上下ジャージ、さらにその上にワークマンのレインスーツ。靴はトレッキングシューズ。
御来光の時間は気温1桁、さらに強風が吹き荒れているためこの装備では滅茶苦茶寒かったです。御来光のみを目的とするならもっと厚着を、単純に乗鞍岳登頂を目指すなら晴れていればこのくらいの服装でも大丈夫でした。
②マップ
オフラインでも位置、ルートが確認できるようYAMAPを使用。命にかかわるものですので必ず「オフラインでも」使用可能な地図+GPSを準備しましょう。
③天気の確認
「てんきとくらす」と言うサイトで天候、登山指数を確認していました。1番良いA評価であれば御来光が十分狙えるかと。
④その他持ち物
乗鞍岳登頂も目指していた為チョコ羊羹などの補給食。水分(気温が低いのでホットが吉)。トレッキングポール。一眼レフ(重かった…)などなど。正直登山は初めてでしたので特に服装に苦慮した記憶。取り敢えず御来光は風を防ぐ方法が有りませんのでそれを考慮した準備が必要でした。
 
〜2022年8月13日〜
サイトによる登山指数はBながら前日から降ったり止んだりしていた雨は一応の落ち着きを見せ午前3時半にバス乗り場を出発。不安と期待に胸を躍らせながら御来光バスのみ停車する標高2716m駅を目指します。(終点の畳平まで乗ってしまうと御来光ポイントから大きく離れてしまう為要注意です)
午前4時半には標高2716mバス停に到着。因みに遠くに見える灯りが終点の畳平です。
乗鞍岳の御来光ポイントは大きく2つあり、1つはバス停降りて右前方の大黒岳。徒歩20分ほどで到着でき小さいながら風よけの小屋もあります。もう一つはバス停から左後方に向かう富士見岳。明らかに大黒岳より大変な登りを徒歩25分ほど更にコチラは風よけも一切なく吹きっさらしです。取り敢えずこの日は比較的楽な大黒岳を目指して移動を開始します。
 
午前5時にはスポットに到着したもののお日様の方角は雲雲雲雲&雲。とは言うものの雲の流れは非常に早いため晴れることを祈りながらひたすら強風に耐え続けます。

因みに御来光バスは日の出時間の少し後に復路が発進してしまう為半数以上の方が諦めて帰られてしまいました。
粘り強く5時半前まで待ち続けたところ徐々に雲が晴れ待望の朝日がお目見え!

シャッターチャンスと撮影しまくり。

5時40分には日も登り切った為一旦バス停まで戻ります、大黒岳からの道中はこんな感じ。

続いて乗鞍山頂を目指します。

トイレ最終地点肩の小屋、ここまでは良い天気でしたが山頂方面はガスってますねぇ…

道中も途中からガッスガスな上に水分を含んだ強風が吹きっさらしの為全身びちょびちょ…。

谷底まで強風で吹っ飛ばされそうな恐怖に耐えながら這いつくばるようにして進みます。強風の動画は私のツイッターからどうぞ。
 
そんなこんなで定刻通り50分かかって午前7時15分頃乗鞍岳登頂。ガッスガスだよガッスガス、何にも見えなーい。おまけに霧に強風で全身べっしゃべしょで途轍もなく寒い_:(´ཀ`」 ∠):

麓に戻りましたが全域霧&畳平バスターミナルは大雨、登山指数Bでしたがこの天気でもB判定とは登山をなめておりました…

寒さに震えながら観光センター迄戻り昼食温泉で身体を温めて時刻は15時過ぎ、元の予定では帰宅でしたが昨日奇跡的に宿が取れた鈴蘭小屋さんへ突撃です。

お部屋は3階の道路側。作中にも出てきたカットを探します。
①看板。

②窓から隊長を眺める報瀬さん。コチラは原作者竪谷さん曰く3階ではなく2階からの眺めとの事。

③部屋で明日の準備をするカット。
襖の模様は異なりますが部屋の作りは完全にそのまま。

④座学直前のカット、食堂の角に当たります。作中そっくりそのまま。

⑤座学開始、コチラも食堂角から中央に向けてのカット。インテリアもそのまま。テンションが上がります

美味しいお夕飯。

キマリさん達も夕食を食べたのだろうか、それとも素泊まりだったのだろうか、この温泉にも浸かったのだろうか…そんな事を考えながらびしょびしょになった服などを乾燥させ眠りにつくのでした。

 
〜2022年8月14日〜
当初の一泊二日を延長し、現地三日目。
御来光バスですぐ戻って来れば朝食にありつけるとの事でしたが乗鞍岳登頂リベンジも行いたかった為事前に泣く泣く朝食抜きをお伝えしバスに乗り込みます。

二日目の今日はスポットを変更して富士見岳に狙いを定めます。午前4時40分頃には到着しカメラなどを準備。しかし今日も分厚い雲がかかっており不安が募ります。

午前5時前雲の切間から太陽が、待ちに待った御来光です。

ここからは写真をひたすら撮り続け。

よりもい4話風のカットも

午前4時45分〜5時15分頃までをタイムラプスで撮影したもの。コチラも私のツイートからご覧ください。
明るくなって富士見岳からの景色を楽しみつつ午前5時40分頃乗鞍岳山頂を目指して移動を開始。

まだ肩の小屋が目視できる登り始め

昨日動画を撮影したスポット。今日はよく晴れ風も殆どないため山頂の鳥居もよく見えます。

午前7時、標高3026メートル乗鞍岳登頂完了。

折角の登山なのでゆるキャンコラボ宇宙よりも遠い場所ブランケットで記念撮影。

山頂から周囲をぐるりと。

帰路はあっさりしたもので午前9時には畳平バスターミナルに到着。途中からガスってきた為御来光からの登頂がベストのタイミングでしたね。

その後高原センター12時過ぎ発のシャトルバスに乗車、自宅に到着したのが午後7時過ぎ。移動だけでも1日仕事の旅でした。

という訳で宇宙よりも遠い場所の4話に登場した乗鞍岳御来光、そして宿泊施設鈴蘭小屋への聖地巡礼でした。
チャレンジ出来る期間が限られていますが実際に目にした御来光は素晴らしいものでしたので行ける方にはとてもオススメです。
 
ではまたいつかどこかで
 
ここからはお時間のある方だけどうぞ。現地で頂いた食事コレクションです。
乗鞍観光センターでハンバーガ

畳平バスターミナルでかき揚げ蕎麦と肉まん。冷えた体に染み渡りました。

プリマベーラでピザとパスタ

アルムで手打ち蕎麦とカツカレー

メープルで鳥鉄板焼きと山賊焼

あっと驚くお味ではありませんが観光地としてはいずれも美味しくいただけるものばかりでした。畳平バスセンター以外は乗鞍観光センターから徒歩数分の所ばかりですので参考になればと思います。